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スキャルピングでナンピンして大丈夫? [スキャルピング手法]

スキャルピングでナンピンしてて資金がなくなってしまった!FXをやっていてよく聞く話です。果たしてスキャルピングでナンピンしたらやっぱり危ないんでしょうか?この辺り記事にしておきます。


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FXのナンピン手法




まず、ナンピンがどんな手法なのか書いておきます。


たとえば、相場がドル高になると思って1ドル100円のときにドルを買い建てしました。ところが、ドルはどんどん下げて、1ドル99円まで下落しました。この時にもう一回ドルを買い増しすると買い建玉の平均値は100円から99.5円に下がりますね。


この後、1ドル99.5円まで上がればプラスマイナスゼロに持っていくことができます。このように建玉の平均値を下げていく行為をナンピンと言っています。ナンピンは難平とも書き、「難(損失)」を「平(均す)」することから来ています。



ナンピンが危ないと言われる理由



相場はほとんどが持ち合いでトレンドが出るのは全体の2割とも3割とも言われています。なのでレンジ相場の中でナンピンをしている分にはあまり心配はいりません。



問題はナンピンした方向と反対にトレンドが発生してしまった場合です。ナンピンするたびにポジションは増えていき、しかも反対方向に値段が動くため損失が倍々に膨らんでいきます。



最初は少額だった損失がいつの間にか損を切れないほど大きくなり、結果強制ロスカットという憂き目に会うトレーダーは後を絶ちません。


特にスキャルピングは狭いストップ(損切り)を付けて売買するはずですが、安易にナンピンして損失が膨らみオーバーナイトしたりすると想像以上の損失を抱えてしまいます。そうならないように徹底して気をつける必要があります。



有効なナンピン手法は存在する



しかし、計画的なナンピンであるならばかなり有効であるのがスキャルピングのナンピンです。むしろ、ナンピンしないと勝つことは難しいと思います。

nanpin.jpg

上の画像はドル円1分足チャート。

上昇トレンドの最中に押し目を作っている場面です。

この局面は上昇トレンドですから、反転を待って買いでエントリーするのが望ましいです。
反転を見るにはオシレーター系の指標がいいでしょう。押し目を買うためのオシレーター系指標については下の参考記事を御覧ください。

参考記事:スキャルピング テクニカルおすすめの組み合わせ


しかし、オシレーター系指標で反転を狙ってもなかなかうまく反転してくれません。細かく損を切っていると「損切貧乏」になってしまい、せっかく稼いだ利益を損切で飛ばしてしまいます。



そこで有効なのがナンピン手法です。

下げる可能性があるのは長期移動平均線辺りまでということがわかっていれば、そこまではナンピンで耐えて、反転を待てば利益が1つのポジションのときよりも2倍~3倍にもなってくれます。


上のチャートを例に説明します。

まず、長期EMA200本を他の短期・中期EMAが超えてこない限りは上昇トレンドとは判断しません。


最初の売りポイントは短期線を超えて中期線に阻まれ、平均足で陰線がでた①のポイント。

ストップは長期線よりも上に余裕を持って置いておきます。

②で一回拭き上げますが、長期線には届きません。長期線手前でナンピンの売りをしかけて良いタイミングです。


続いて価格は上伸し、長期線を超えてきます。まだ短期と中期の線は長期線を超えてきていませんから、下落トレンドは崩れていません。

③のところでは移動平均線も近づいてきてグランビルの法則を思わせる動き。
③の高値を超えてきたら移動平均線もゴールデンクロスするでしょうから、そのタイミングで損切りとします。
③でももう一発売りをしかけます。

このあと価格は下落していきますから、建てた3つの売りは全て利益化できます。




問題は「どうなったら損を切るのか」そして「損を切った時の損失額」です。これに対して明確な答えが出せるのならナンピン手法は有効です。逆にこれに対していい加減な決め方をしていると立ち直れないくらい大きな損失を抱えてしまいます。


トレーダーは相場の価格をコントロールできません。できるのはリスクだけ。

リスクのコントロールをしっかりしていきましょう。





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